MBA受験 - GMATの意外なパワーを活用した自分マーケティング

MBA受験は、GMAT、TOEFL、エッセー、推薦状。。。等々、いろいろとやることが多い。どれも時間がかかるものばかりで、目標とする入学時期をきちんと念頭において各種計画をたてなくてはいけない。私は仕事でよく使っているプロジェクトマネジメントの管理ソフトを使って計画を立てました。やり過ぎ感は十分にありましあが、結果的によかったです。

さて、GMATに挑戦したときの私の戦略は別の記事でご紹介しました。そこで触れていなかったのがGMATを受験する時期。たいがいの人たちはまずはTOEFLから、という話をします。確かにTOEFLを勉強することで英語力の底上げになります。しかし、TOEFLを勉強してもGMATの点数は伸びません。共通している問題はReadingだけ。でも圧倒的にGMATのReadingの方が難しいので、TOEFLのReadingの問題は参考にもなりません。そこで私は、まずはGMATを受けようと決意して勉強に取りかかりました。GMATを受けて目標点数を獲得した後、予想もしないことがいろいろとおこり始めました。経験者であれば普通の話だけど、意外と知られていない事実なので皆さんとシェアしたいと思います。

GMATはGMAC(Graduate Management Admission Counsil)という団体によって運営されています。GMAT受験の予約をするときには、各種個人状況、出身大学、成績(GPA)、入学したい時期、等を入力する必要があります。この情報は、テストの点数と共にスコアレポートに記載され、受験する学校に送られます。私は2013年の5月に受験し、その後受験先を絞り込んでスコアレポートを送りました。

すると、いくつかの学校からかなり良い反応が返ってきたのです。そのうちの一校からは、願書を優先的にみさせてもらいたいので、こっちの簡略化した願書を使ってください、という連絡があったくらいです(ヨーロッパの名門校です)。GMATを受けて受験生みんなと同じ水準で比べられるようになるとこんなにも反応がちがうものなんだなと驚きました。このような待遇が受けられれば、受験プロセスも簡略化できますし、学校側からのフィードバックも早く、受験活動を効率よく進めることができます(実際できました。)

また、ヨーロッパの名門校なんかでは、非公式で適格性をレビューしてくれる仕組みがあります。これは学校を選択するときに良い情報源となりますので、なるべく早い段階で活用したいところです。しかし、GMATの点数がないときちんと評価してもらえないことが大半です。やはり客観的な材料が必要なんですね。

スコアレポートを送らなくても、GMATを受けた事実、そしてある程度の情報はGMACに登録しているビジネススクールからはみることができるようで、GMATを受験してからは各種情報がいろいろな学校からメールで入ってくるようになりました。情報源としてかなり効果的だと思います。

 

早い時期からビジネススクールに自分の存在を知ってもらい、色々な情報をタイムリーにシェアしてもらう、また、受験に際して有利な状況を作ってもらうことは、後のプロセスでかなりのプラスになります。ぜひ皆さんもGMATを早めに受験し、このGMAT効果を活用して効率的な自分のマーケティングをしてみてください。

 

(注;上記はあくまで私の経験に基づく考えですので、参考の位置づけとしてください。皆様のご判断で受験ストラテジーを決めてくださいますようお願いします。)